日本アニメーション映画クラシックス

大分ご無沙汰してしまいました。

4月に入り年度も変わって心機一転、

これからまたボツボツ更新してまいりますので、どうぞ、よろしくお願いします。

 

さて、今年は国産アニメーション生誕100周年!

ということをご存知でしたか?

国産最古のアニメーション作品と呼ばれている『なまくら刀』(幸内純一)が制作されたのがかれこれ100年前。

ということで、

「日本アニメーション映画クラシックス」というサイトが立ち上がっていました。

http://animation.filmarchives.jp/index.html

 

東京国立近代美術館フィルムセンターが作成したこちらのサイト、

センターが所蔵するとても古くて貴重なアニメーションが太っ腹にもWEBで大量公開されています。

資料あり、映像あり、

様々なカテゴリー分けがされていて、どの角度から切り込んで見るもよし。

 

一日一本ずつ見ても、随分楽しめる!

 

もちろん、『なまくら刀』も観られます。

アカデミー賞予想2017

予想:『ひな鳥の冒険』(原題『piper』)

 

個人的には手法や内容から、非常に挑戦的かつ芸術的な表現の『Blind Vaysha』にとってほしいところですが、

一目瞭然の高い技術と端的なストーリー、

そして一般公開もされ、知名度の高い『piper』がとるのではないかと思います。

 

アカデミー賞における短編アニメーション賞の地位は、

メジャーな賞(作品賞や監督賞、主演男優・女優賞など)と比較し、とてもマイナーな賞であることは否めません。

作品自体を目にする機会も圧倒的に少なく、シアターで見る人はほとんどいないと思います。

投票用に配られた映像素材で見るか、見ずに投票する人も多いのではないでしょうか。

アカデミー賞は、映画の出来や芸術性をはかるものではなく、

時代や政治、社会情勢を反映させた、ハリウッドの長編映画の為の祭典ですからね。

 

ちなみに、長編賞は『ズートピア』がとると予想。

『レッド・タートル』も味わい深い素晴らしい作品だし、

日本が舞台のパペットアニメーション『Kubo and the two strings』もとても興味深い作品ですが、

トランプ氏が大統領になり、政策について色々物議を醸し出している昨今

まさにそんな社会のことを描いているドンピシャな作品が『ズートピア』なので、これはかたいでしょう。

 

さて、実際はどれがとるのでしょうか。明日はお祭りです!

『piper』 Alan Barillaro

最後は、『piper』 Alan Barillaro

邦題は『ひな鳥の冒険』。

CGアニメーションの老舗、ピクサーの作品です。

非常にリアルな描写と綿密な仕草や表現で描かれる、ひな鳥の成長譚です。

水の表現(とりわけ海の波や泡)はここまで来たか!と。

この作品は一般公開されており、ファインディング・ドリーの公開に併映されていたので、

唯一多くの人が目にしたことのある作品ではないでしょうか。

 

監督のアラン・バリラーロ氏は、イタリア出身のアニメーション作家で、

ピクサーでアニメーターとして多くの長編作品に携わってきました。

先日発表された、第44回アニー賞ではこの作品でBest Animated Short Subjectを受賞しています。

 

ちなみに、

今年の短編アニメーション賞にノミネートされている『Borrowed Time』にもco-animatoreやco-directorなどとして携わっているそうですよ。

『pearl』Patrick Osborne

4本目は、パトリック・オズボーン監督の『パール』。

 

3DCGで制作されたアニメーションですが、構成が少し変わっています。

YouTUBEで見ることができ、上に表示される矢印を駆使すると画面を360°回転させることができます。

とってもVR的。

全てが車中一点からの眺め(回転できるので、一点ではないかもしれませんが)で構成され、

時間帯や風景、運転者が変わって行くことで、タイムラインやストーリーを表しています。

この監督さんは、一昨年『feast』でもアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞しています。