広島国際アニメーションフェスティバル2016レポート_2日目

だいぶ時間が空いてしまいましたが、、、

引き続き、広島2日目レポートです。

 

2日目は昼から参加、他の階の展示を見学しました。

まずは木下蓮三さんの展示&上映から。

木下小夜子さんとともにこのフェスティバルを立ち上げた方で、立ち寄った時ちょうど『ピカドン』(当ブログで8/15に紹介)が上映されていました。フロアには世界中のアニメーション関係者から届いた言葉や木下蓮三さんの似顔絵や、作品のパネルなどが並べられ、愛とリスペクトを感じました。

その他、鏡張りの部屋の中央に両面から見えるようにセットされたスクリーンへ アニメーションを投影している展示の部屋があり、リモコン操作し画面の絵を操るゲームのような展示を行っている部屋があり、

久里洋二さんの部屋があり、

ワークショップやフレームイン、記者会見場など様々なアニメーション模様が繰り広げられていました。

展示

そして、場内の出店ブースで購入した広島焼きをたいらげ、午後の上映へ。

大ホールの、今年の国際名誉会長ジャン=フランソワ・ラギオニー氏の短編上映&ティーチ・インと、長編『グウェン』の上映を鑑賞。

油画のような濃厚で柔らかなタッチ、鮮やかかつ抑制された整った色彩、

幻想的な世界の中に突如現れる風刺やユニークな展開でハッと我に帰り、

夢現つをまどろみつつ、時折針でつつかれるような、

非現実と現実の境界線を絶妙なバランスで曖昧にしてくれる、素敵な短編集でした。

途中、音のみで映像が流れないというトラブルが発生しましたが、5度目くらいでやっと上映に成功、あの冒頭シーンのオルゴール音はきっと一生忘れられません(『俳優』)。

はて、あれは夢だったのかしら。

ちんちろりん

長編『グウェン』もまさに幻想と現実の狭間を生きる人間の未来を描いた作品でした。

竹馬に乗って砂浜を走ったり、ダチョウを追いかけ羽根をむしって食べたり、光の竜巻から日用品が降ってきたり。。。

これだけ聞けばコメディかと思われるかもしれませんが、砂漠を生きる遊牧民の生き様を力強くしなやかに描くファンタジーです。

青白くうすら明るい砂漠の世界はまるで、月明かりに照らされた、広く穏やかな大海原のよう。

美しい。

ティーチ・インでは、作品を作るにあたっての思いや経緯、最新作の長編(CG!)の断片も見せてくださったり、上映トラブルによる時間ロスを埋めるべく、短編長編どちらの上映後にも質疑応答が行われ、

積極的にお話ししてくださっていました。

そして、アニメーション研究者のイラン・グエンさんによる同時3ヶ国語通訳(日英仏)もあっぱれでした。

グウェン

 

さて特集上映の次はお待ちかねのコンペティション。

印象的だった作品は

チェコの巨匠 ブジェティスラフ ポヤルの遺作脚本をもとに作られた、戦争の恐怖とヒューマンドラマが並行して展開する人形アニメーション『The Christmas Ballad』(チェコ/ミハル ジャプカ)、

生き物の営みや共存を微笑ましく描く『November』(フランス/マルジョレーヌ ペロトン)、

もはや悲劇は喜劇、愛情と愛憎と愛欲の紙一重のすれ違い、『Before Love』(ロシア/イゴール コヴァリョフ)、

大きくて柔らかくて穏やかに包まれる『FEED』(日本/岡崎 恵理)、

砂の細やかさと儚さ、朧げな陰影で不安や不確かさを描く『ZEPO』(スペイン/ザール ディアスメランデス)。

この日は久々に再開した友達と一緒に鑑賞。あれやこれや言いながら見るのはやっぱり楽しいですね。

交わし

1日目の抽象的な感じに比べて全体的にドラマチックな作品が多かったように思います。

つづく

 

次は3日目昼までのレポートと、コンペ結果のまとめをお伝えします。

 

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