『おやすみなさいこどもたち(エンディング)』ユーリ・ノルシュテイン


『おやすみなさいこどもたち エンディング』ユーリ・ノルシュテイン/ロシア/1999

 

ロシアの巨匠、ユーリ・ノルシュテインが作った、こどものためのTV用のアニメーションです。

子供部屋のおもちゃも寝る時間。みんな、おやすみなさいの時間。

温かいお布団に包まれて、ぐっすり眠りたい。

これを見ていたら、子供の頃、お風呂から出て寝るまでのあの時間、寝間着でそわそわしていたあの感覚を思い出しました。

しかし、何でしょう、どことなくおもちゃたちがおもちゃらしくないというか、

おもちゃが動いているというよりも、そういう生き物がそこにいるような、

妙に生々しくてみずみずしくて生き生きとしたキャラクターたちの描写に、

ちょっとドキッとします。

美しいと恐ろしいは紙一重というか。

『Duet』グレン・キーン

 

『Duet』グレン・キーン/アメリカ/

Duet (Glen Keane )

 

柔らかい動きと肉感、

それでいてまったく不自然のない骨格や演技

青白く光る線はまるで魔法のよう。

妖精が踊っているみたいですね。

気持ちいい。

 

グレン・キーンさんは、ディズニーの偉大なアニメーターで、キャラクターデザイナーです。

アリエルやラプンツェルのキャラクターを作った人、といえばピンとくるでしょうか。バリバリ現役の偉大な人です。

海外作品で感心するところは、

雇われアニメーターやデザイナーの人でも、このような短編作品を作っているというところ。

『Tom Sweep』 マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット

『Tom Sweep』 マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット /オランダ / 1992

Tom Sweep(Michaël Dudok de Wit)

 

「Sweep」 は英語で「ほうきで掃く」の意味で、『Tom Sweep』は『掃除屋トム』とでも言いましょうか。

初長編監督作品『レッド・タートル ある島の物語』がジブリから公開中の、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の初期短編作品です。

『岸辺のふたり』が2000年の作品なのでそれよりも8年前、

マイケル監督の作風の特徴である、セピア調の色合いや、緩急のついた楽しい動きや、動きで表す感情・ストーリーテリングは既にこの頃に出来上がっていたのですね。

『レッド・タートル』に出てくるカニの親子のコミカルな演出は、この作品に通ずるものがあります。