『おやすみなさいこどもたち(エンディング)』ユーリ・ノルシュテイン


『おやすみなさいこどもたち エンディング』ユーリ・ノルシュテイン/ロシア/1999

 

ロシアの巨匠、ユーリ・ノルシュテインが作った、こどものためのTV用のアニメーションです。

子供部屋のおもちゃも寝る時間。みんな、おやすみなさいの時間。

温かいお布団に包まれて、ぐっすり眠りたい。

これを見ていたら、子供の頃、お風呂から出て寝るまでのあの時間、寝間着でそわそわしていたあの感覚を思い出しました。

しかし、何でしょう、どことなくおもちゃたちがおもちゃらしくないというか、

おもちゃが動いているというよりも、そういう生き物がそこにいるような、

妙に生々しくてみずみずしくて生き生きとしたキャラクターたちの描写に、

ちょっとドキッとします。

美しいと恐ろしいは紙一重というか。

『霧の中のハリネズミ』ユーリ・ノルシュテイン

『霧の中のハリネズミ』ユーリ・ノルシュテイン/ロシア/1975

 

アニメーションを見た、というよりも、夢を見た、に近いような

そんな不思議な体験をさせてくれる作品です。

 

ハリネズミくんのふにゃふにゃな手足、

フクロウの尖らせたクチバシ、

白馬のヒクヒクの鼻、

犬の顔の愛嬌と迫力、

舞い踊る木の葉に光る水面

緩急つきまくりの俊敏な動き、

 

美しいやら、面白いやら、恐ろしいやらで

一秒たりとも目を反らせない。

そんなことしたらもったいない!

24枚も絵を見逃したことになるんですから。

 

『霧につつまれたハリネズミ』ともいいます。

絵本も出ています。

ソチオリンピックの開会式にも、ハリネズミくんがちょっと出てきましたね。

『話の話』ユーリ・ノルシュテイン

『話の話』ユーリ・ノルシュテイン/ロシア/1979年

Tale of Tales (Yuri B. Norstein)

廃墟に一人で暮らす狼の子供は、泣きわめく赤子をあやして子守唄を歌う。

光に包まれる幻想の中で、詩人は詩を書き、雄牛は縄跳びをする。

広場でダンスを踊る夫婦は、やがて一人二人と減っていき、妻だけが取り残される。

戦争の面影。

記憶と経験を紡いだ美しくて悲しい極めて私的で詩的なアニメーション。