『piper』 Alan Barillaro

最後は、『piper』 Alan Barillaro

邦題は『ひな鳥の冒険』。

CGアニメーションの老舗、ピクサーの作品です。

非常にリアルな描写と綿密な仕草や表現で描かれる、ひな鳥の成長譚です。

水の表現(とりわけ海の波や泡)はここまで来たか!と。

この作品は一般公開されており、ファインディング・ドリーの公開に併映されていたので、

唯一多くの人が目にしたことのある作品ではないでしょうか。

 

監督のアラン・バリラーロ氏は、イタリア出身のアニメーション作家で、

ピクサーでアニメーターとして多くの長編作品に携わってきました。

先日発表された、第44回アニー賞ではこの作品でBest Animated Short Subjectを受賞しています。

 

ちなみに、

今年の短編アニメーション賞にノミネートされている『Borrowed Time』にもco-animatoreやco-directorなどとして携わっているそうですよ。

『フォー・ザ・バーズ』ラルフ・エッグルストン


『フォー・ザ・バーズ』ラルフ・エッグルストン/アメリカ/2000
For the Birds(Ralph Eggleston)

 

2000年に作られたピクサーのCGアニメーションです。

当時のCGといえば、つるっとした滑らかな感触が特徴的でしたが、

鳥たちの執拗なまでの毛羽立ち感が面白いですね。

ここからさらにテクスチャや質感にこだわった表現へと発展して行きます。

(公開時の同時上映は『モンスターズ・インク』。サリーの毛並みの質感には当時とても驚きました。)

この作品でアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞しています。

 

ちなみに、for the birds  は英語の慣用句で「つまらない」や「くだらない」を意味するそうです。

なるほど!