『太りっこ競争』テックス・アヴェリー

『太りっこ競争』テックス・アヴェリー/アメリカ/1947

King-Size Canary(Frederick Bean “Fred/Tex” Avery)

 

お腹を空かせた野良猫は、小さなカナリアに栄養剤を飲ませ、まるまる太らせてから食べようとするのですが、

大きくなりすぎたカナリアに、逆にコテンパンにやられてしまいます。

反撃するため、野良猫は太り返して更に大きくなり、、、、といった具合に太りっこ競争が始まります。

度を越した展開とスピードとスケールに、圧倒されますよ。

当時の社会情勢を反映しているのだとか。

昔のコメディは、比喩や皮肉が含まれていて、単に笑わせるだけでない含みがなんとも味わい深いです。

子供はバカバカしさに、大人はブラックさに。

しかし、今から50年前!半世紀も前に作られた作品なことに驚きです。

 

たまには吹き替え版もいいですね♪

『ディズニー シリー・シンフォニー 子どもの夢』グラハム・ヘイド

『ディズニー シリー・シンフォニー 子どもの夢』 グラハム・ヘイド/アメリカ/1937

Disney Silly Symphony Wynken, Blynken and Nod (Graham Heid)

 

アメリカの子供のため詩やエッセイの作家、ユージン・フィールドの詩を元に作られた

ディズニーのシリーシンフォニーシリーズです。

ポチャポチャした赤いほっぺたに、お尻。

淡いパステルカラーのロンパースに、クリンクリンの猫毛。

子供特有のバランスの悪いでっかちな頭。

ちょっと危なっかしいほどの好奇心と行動力(=やんちゃ)。

子供らしさを詰めに詰め込んだ、丸くて柔らかくて愛らしい子供たちよ!

お尻のボタン(オムツ用?)が気になるでしょう、ちゃんと期待に応えてくれますよ笑。

 

今日は68年ぶりの大きなスーパームーンが見られる!と話題でしたが、あいにくの雨。

夢の中でも、こんなにも大きな月が見られたら。。。と思い、選んでみました。

『Duet』グレン・キーン

 

『Duet』グレン・キーン/アメリカ/

Duet (Glen Keane )

 

柔らかい動きと肉感、

それでいてまったく不自然のない骨格や演技

青白く光る線はまるで魔法のよう。

妖精が踊っているみたいですね。

気持ちいい。

 

グレン・キーンさんは、ディズニーの偉大なアニメーターで、キャラクターデザイナーです。

アリエルやラプンツェルのキャラクターを作った人、といえばピンとくるでしょうか。バリバリ現役の偉大な人です。

海外作品で感心するところは、

雇われアニメーターやデザイナーの人でも、このような短編作品を作っているというところ。

『Thought of You 』ライアン・ウッドワード

『Thought of You』ライアン・ウッドワード / アメリカ / 2010

Thought of You ( Ryan Woodward)

 

身体表現とアニメーション表現。

この、ライアンウッドワードさんという方は

アメリカでアニメーターやデザイナー、ストーリボードアーティストとして活動している方で

未公開シーンを追加され、10月に18年ぶりの公開が決まった『アイアン・ジャイアント』にも関わられているそうです。

ちなみに、この『Thought of You』が好評で、Googleのロゴを作ったこともあるのだとか。

『フォー・ザ・バーズ』ラルフ・エッグルストン


『フォー・ザ・バーズ』ラルフ・エッグルストン/アメリカ/2000
For the Birds(Ralph Eggleston)

 

2000年に作られたピクサーのCGアニメーションです。

当時のCGといえば、つるっとした滑らかな感触が特徴的でしたが、

鳥たちの執拗なまでの毛羽立ち感が面白いですね。

ここからさらにテクスチャや質感にこだわった表現へと発展して行きます。

(公開時の同時上映は『モンスターズ・インク』。サリーの毛並みの質感には当時とても驚きました。)

この作品でアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞しています。

 

ちなみに、for the birds  は英語の慣用句で「つまらない」や「くだらない」を意味するそうです。

なるほど!