『Tom Sweep』 マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット

『Tom Sweep』 マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット /オランダ / 1992

Tom Sweep(Michaël Dudok de Wit)

 

「Sweep」 は英語で「ほうきで掃く」の意味で、『Tom Sweep』は『掃除屋トム』とでも言いましょうか。

初長編監督作品『レッド・タートル ある島の物語』がジブリから公開中の、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の初期短編作品です。

『岸辺のふたり』が2000年の作品なのでそれよりも8年前、

マイケル監督の作風の特徴である、セピア調の色合いや、緩急のついた楽しい動きや、動きで表す感情・ストーリーテリングは既にこの頃に出来上がっていたのですね。

『レッド・タートル』に出てくるカニの親子のコミカルな演出は、この作品に通ずるものがあります。

『岸辺の二人』マイケル・デゥドク・ドゥ・ヴィッド

『岸辺の二人』

マイケル・デゥドク・ドゥ・ヴィッド/イギリス・オランダ/2000

Father and Daughter(Michaël Dudok de Wit)

台詞はなく、音と映像で描かれる、父と娘の話。

バンドネオンアコーディオン?)とピアノの音

セピア調のかすれた色合い

線画タッチのシンプルな絵

伸びる影

明暗のはっきりしたシルエット

回る車輪

吹き抜ける風

回想録のような、懐かしさと

絵本を読んでいるかような、優しさ

静と動

川の向こうに父がいる。

第73回アカデミー賞短編アニメーション賞受賞

内田也哉子翻訳の絵本も出版されています。