『シップ・オブ・エーテル』ジョージ・パル

『シップ・オブ・エーテル』ジョージ・パル/1934

Ship of Ether(George Pal)

 

素敵な音楽航路、ともいうべき、

優雅な船旅を音楽に乗せて描いた人形アニメーションです。

 

そこは海なのか宇宙なのか、わからないほど広く開けた星空の下、

海を?空を?宇宙を?泳ぐ、楽隊やシンガーや

気持ちの良い大波に揺られる旅客船。

体が軽くなったような、水の上に浮いているような、不思議な揺らぎが感じられます。

 

これを見ながら眠りにつけたら、きっとといい夢が見れそう。

TV局の1日の最後に流れるこんなアニメーションだったらいいな。

と思います。

 

philips radio set」の文字とロゴマークと共に出てくるラジオ、

ああ、これはラジオの宣伝だったのですね!

それで音楽に溢れているのか、なるほど!

『ジャスパー君とお化け屋敷』ジョージ・パル

『ジャスパー君とお化け屋敷』(字幕なし)

ジョージ・パル/アメリカ/1942年

Jusper and The Haunted House(George Pal)

 

 タイトルは、正式な邦題がわからなかったので、直訳しました。

 

 お化け屋敷や、魔法、手品など、不思議な出来事と人形アニメーションの相性は抜群に良い、と思っている。無くなる影法師、ポルターガイスト、消えるパイ、透明人間…

動くはずのないものを動かす、アニメーション自体が手品のようなものなのだから。

 お化け屋敷で起こる不思議な出来事が、愉快な音楽と、パペトゥーン※ならではのコミカルな動きやジャスパーくんのユニークな仕草で、とても楽しいお話に仕上がっている。英語がわからなくても十分楽しめる作品です。

 

※パペトゥーン

置き換えを用いた手法によるコミカルな人形アニメーションのこと。パペット+カートゥーンの造語。ジョージ・パル本人により名付けられ、主に彼のアニメーション作品を指す。