『風景画家』ジャック・ドルーアン

『風景画家』ジャック・ドルーアン/カナダ/1976

Le paysagiste (Jacques Drouin)

ピンスクリーン(※)による木炭の様な、CGのような、立体的で柔らかな質感の画が

じんわりと移ろっていく。

実態があるような、無いような、はっきりしているような、朧げなような

不思議な画の中で風景画を描く男は、やがて風景画の中に入り込み、

カンバスの境界線は溶けてなくなる。

記憶、妄想、現実の連鎖。

誰もが行ったことがあるであろう、一枚の絵から始まるインスピレーションの旅。

脳内風景。

※ピンスクリーン

板に無数に刺したピンを押し出したり引き出したりしながら光を当て、落ちる陰影で描いた絵を少しずつ動かしアニメーションをおこなう装置。

アレクサンドル・アレクセイエフとクレア・パーカーにより開発された。