『オーバータイム』 Oury Atlan 、Thibaut Berland 、Damien Ferrie

『オーバータイム』

Oury Atlan 、Thibaut Berland 、Damien Ferrie/フランス/2004

Overtime (Oury Atlan 、Thibaut Berland 、Damien Ferrie)

 

ジム・ヘンソンに敬意を表して作られた学生作品。

 

古いフィルムのようなモノクロでややもやがかった暗めのCG

全編を通して流れる音楽

音楽に合わせて動くマペットたち

大群のうじゃうじゃ感

 

カーミットみたいな愉快なマペット達が、ご主人様を操ろうとする様は、

どこまでも楽観的で能天気のように思え滑稽もしくはホラーの様に見えるが、物語が続くにつれて次第に感動に変わる。

忠犬ハチ公の様な忠実さやひたむきさ。

 

使い古されたもの 愛着を持って使われているもの

ものにはものの記憶があって、持ち主が見ていないところで勝手に動いているかもしれない。

というのが私の持論なのだけど、

自分の生み出したマペットたちがこんなことしていたら、きっと泣いてしまう。

『ロゴラマ』 H5(フランソワ・アロー、エルヴェ・ドゥ・クレシー、ルドヴィク・ウプラン)

『ロゴラマ』

H5(フランソワ・アロー、エルヴェ・ドゥ・クレシー、ルドヴィク・ウプラン)

/フランス/2009

Logorama (François Alaux, Hervé de Crécy, Ludovic Houplain)

 

全部ロゴ。

人も、建物も、景色も、全てロゴでできている。

その数3000以上。

POPな色使い、愉快なキャラクター、主張強めな文字情報(企業名・商品名・キャッチコピー)。

一見ごちゃごちゃしていて気が狂いそう!と思いきや、よくよく考えてみると普段生活してる自分のいる世界もこんなものかもしれない。

「このロゴ知ってる!」「このロゴなんだろう?」「こんなところにもロゴが!」

みたいな、宝探し的楽しさもある。

分かるロゴが多いほど、受ける感情は大きいに違いない。

 

第82回アカデミー賞短編アニメーション賞受賞

 

YouTubeの再生Windowの埋め込みはできませんでしたが、下に出ているYouTubeマークと「youtu.be」をクリックすると、作品が見られます。

 

『オー・ウィリー…』 エマ・デ・スワーフ & マーク・ジェームス・ロエルス

『オー・ウィリー…』

エマ・デ・スワーフ & マーク・ジェームス・ロエルス/

フランス・ベルギーニュージーランド/2011

Oh Willy…  (Emma De Swaef & Marc James Roels)

 

フェルトで作られた人形アニメーション

素材の毛羽立ちや柔らかさがとことん活かされていて、そのモフモフ感がたまらない。

人間の肌の感じや、肉付きや、動きや、表情まで、モフモフしている。

手にとって、頬ずりしたい。すごくしたい。とってもしたい。

そんな気持ちになったら、この作品の虜です。