『おやすみなさいこどもたち(エンディング)』ユーリ・ノルシュテイン


『おやすみなさいこどもたち エンディング』ユーリ・ノルシュテイン/ロシア/1999

 

ロシアの巨匠、ユーリ・ノルシュテインが作った、こどものためのTV用のアニメーションです。

子供部屋のおもちゃも寝る時間。みんな、おやすみなさいの時間。

温かいお布団に包まれて、ぐっすり眠りたい。

これを見ていたら、子供の頃、お風呂から出て寝るまでのあの時間、寝間着でそわそわしていたあの感覚を思い出しました。

しかし、何でしょう、どことなくおもちゃたちがおもちゃらしくないというか、

おもちゃが動いているというよりも、そういう生き物がそこにいるような、

妙に生々しくてみずみずしくて生き生きとしたキャラクターたちの描写に、

ちょっとドキッとします。

美しいと恐ろしいは紙一重というか。

『霧の中のハリネズミ』ユーリ・ノルシュテイン

『霧の中のハリネズミ』ユーリ・ノルシュテイン/ロシア/1975

 

アニメーションを見た、というよりも、夢を見た、に近いような

そんな不思議な体験をさせてくれる作品です。

 

ハリネズミくんのふにゃふにゃな手足、

フクロウの尖らせたクチバシ、

白馬のヒクヒクの鼻、

犬の顔の愛嬌と迫力、

舞い踊る木の葉に光る水面

緩急つきまくりの俊敏な動き、

 

美しいやら、面白いやら、恐ろしいやらで

一秒たりとも目を反らせない。

そんなことしたらもったいない!

24枚も絵を見逃したことになるんですから。

 

『霧につつまれたハリネズミ』ともいいます。

絵本も出ています。

ソチオリンピックの開会式にも、ハリネズミくんがちょっと出てきましたね。

『アンコール』アレクサンドル・ペトロフ


『アンコール』アレクサンドル・ペトロフ/ロシア/2010

Eccore(Alexander Ptrov)

ロシアの都市、ヤロスラブリの建設1000年を記念して作られたアニメーションを

オイルペイントアニメーションの巨匠、アレクサンドル・ペトロフが手がけています。

印象派のような画風とメタモルフォーゼで知られる彼ですが、

珍しく、可愛らしいイラストタッチの絵と、

緩急たっぷりのカートゥーン調な動きで描かれています。

白っぽく光に溢れた柔らかい印象、セピア調のノスタルジック感、

昔を懐かしみ愛おしんでいるような雰囲気にとても好感が持てます。