日本アニメーション映画クラシックス

大分ご無沙汰してしまいました。

4月に入り年度も変わって心機一転、

これからまたボツボツ更新してまいりますので、どうぞ、よろしくお願いします。

 

さて、今年は国産アニメーション生誕100周年!

ということをご存知でしたか?

国産最古のアニメーション作品と呼ばれている『なまくら刀』(幸内純一)が制作されたのがかれこれ100年前。

ということで、

「日本アニメーション映画クラシックス」というサイトが立ち上がっていました。

http://animation.filmarchives.jp/index.html

 

東京国立近代美術館フィルムセンターが作成したこちらのサイト、

センターが所蔵するとても古くて貴重なアニメーションが太っ腹にもWEBで大量公開されています。

資料あり、映像あり、

様々なカテゴリー分けがされていて、どの角度から切り込んで見るもよし。

 

一日一本ずつ見ても、随分楽しめる!

 

もちろん、『なまくら刀』も観られます。

『愛』久里洋二

『愛』久里洋二/日本/1963

Love (Yoji Kuri)

 

タイトルも台詞も非常にシンプル。

「あい」です。

この二文字だけを声だけでこんなにも豊かに彩ることができるなんて!

連呼しすぎて、もはやゲシュタルト崩壊気味に。

意味よりも実態が先走っていく様は、

ううむ、これこそが愛なのかもしれない。。。

重すぎても苦しい。軽すぎても虚しい。そこが面白いんですけどね。

『年をとった鰐』山村浩二

『年をとった鰐』山村浩二 / 日本 / 2005

The Old Crocodile / Koji Yamamura

 

レオポルド・ショボーの同名の絵本が原作のアニメーションです。

不条理で、神話的で、キリスト教的で、自己中心的で、寓話的で、

暖かくもあり、冷たくもあり、微笑ましくもあり、悲しくもあり、

非常にシンプルなお話ですが、非常に複雑な感情が湧き上がってくるアニメーションです。

そして、絵本の絵柄に忠実に作られています。

 

ちなみにこのアニメーション、英語バージョンもあります。

どちらもピーター・バラカンさんがナレーションをつとめられています。

なるほど!

見比べてみるのも味わいがあります。

『おんぼろフィルム』手塚治虫

『おんぼろフィルム』手塚治虫/ 日本 / 1985

Broken Down Film(Osamu Tezuka)

 

漫画の神様、手塚治虫の実験アニメーションです。

引っかき傷や、ゴミやシミ、コマ落ち、コマ飛び、音飛びなど

古い映画によく見られるノイズを逆手にとって演出を施したユニークな作品です。

音楽や映像自体もボヤけさせて、古い感じを出していますね。

 

さて、明日から広島アニメーションフェスティバルが始まります。

今年で16回目。世界中からたくさんの短編や長編アニメーションがやってきます。

 

この作品は、第1回のグランプリ作品です。

2年に1度の開催なので、もう32年も前の作品なのですが、全く古さを感じさせません。

(古い映像をもとに作られているから、古いも新しいも無いか笑)