『ディズニー シリー・シンフォニー 子どもの夢』グラハム・ヘイド

『ディズニー シリー・シンフォニー 子どもの夢』 グラハム・ヘイド/アメリカ/1937

Disney Silly Symphony Wynken, Blynken and Nod (Graham Heid)

 

アメリカの子供のため詩やエッセイの作家、ユージン・フィールドの詩を元に作られた

ディズニーのシリーシンフォニーシリーズです。

ポチャポチャした赤いほっぺたに、お尻。

淡いパステルカラーのロンパースに、クリンクリンの猫毛。

子供特有のバランスの悪いでっかちな頭。

ちょっと危なっかしいほどの好奇心と行動力(=やんちゃ)。

子供らしさを詰めに詰め込んだ、丸くて柔らかくて愛らしい子供たちよ!

お尻のボタン(オムツ用?)が気になるでしょう、ちゃんと期待に応えてくれますよ笑。

 

今日は68年ぶりの大きなスーパームーンが見られる!と話題でしたが、あいにくの雨。

夢の中でも、こんなにも大きな月が見られたら。。。と思い、選んでみました。

「Flip The Frog Fiddlestics」アブ・アイワークス

『Flip The Frog  Fiddlestics』アブ・アイワークス/アメリカ/1930

 

ディズニーの友人でもあり、元お抱えアニメーターでもあり、オズワルドやミッキーマウスの生みの親でもあるアブ・アイワークス独立後の作品です。

よく見ると?あのネズミやあの猫みたいなキャラクターも紛れていますね?

耳をすますと?あのほうれん草の調べが聞こるような?気もします。

コレオグラフィーと言っても過言ではないくらい、ユニークで柔らかい動きが特徴的。全編にわたって音楽に合わせてほぼ踊っています。タップにタンゴにピアノにバイオリンに、常に音楽のリズムに乗っかって、魅せてくれます。

最後、皆で踊りだすところではきっとちょっと驚くはず。。。

梅雨のこの季節、今日、カエルの声を聞いたので、

カエルが主人公のこのアニメーションを。

『ベティ・ブープ アンド グランピー』 マックス&デイブ フライシャー

ベティ・ブープ アンド グランピー』フライシャー兄弟/アメリカ/1935

Betty Boop and Grampy (Max & Dave Fleischer)

おなじみベティちゃんが、発明家のグランピー※に会いに行くお話です。

※グランピーには、「おじいちゃん」(幼児語)という意味と、「不機嫌」という意味があるようですが、どっちだろう?あんまり不機嫌ぽくないから、おじいちゃんかな?

フライシャーお得意の、ふにゃふにゃのアニメーションにハチャメチャな展開。

THE ENDと出るけど果たしてみんなどうなったのか?

あの時食べたものや飲んだものはまさか…!

グランピーはサイコパス!?

なんて考えちゃったりもしますが、

さて、

ベティが歌いながら街を闊歩するシーン、

背景が少し他と違うことにお気づきでしょうか?

このシーンは背景がミニチュアセットの実写です。

ステレオオプチカル という、

ミニチュアセットの前にガラスの板を立てて

そこにセル画を貼りつけ、撮影を行う技法で作られています。

後から合成しているのではありません。

ミニチュアセットを円形状に作成し、

回転盤をつけて少しずつ回転させて撮影しているから動いて見えるんですね。

ところで

フライシャー以外にこの技法を使っている人はいるのかしら?

アニメーションの発明王と言っても過言ではないフライシャー兄弟ですが、

この手法はあまりにも手がかかり過ぎていて、あまり浸透しなかったようですね。

『楽しい復活祭』ウィルフレッド・ジャクソン

『楽しい復活祭』ウィルフレッド・ジャクソン/アメリカ/1934

Disney Silly Symphony  Funny Little Bunnies(Wilfred Jackson

 

ディズニーのシリーシンフォニーシリーズの43作目。

ミュージカルを基本とした短編アニメーションで、

アメリカでは昔、

映画館で映画と一緒に短編アニメーションが併映されていたと言います。

シリーシンフォニーシリーズは、その流れで作られたアニメーションです。

 

最近でも

映画の本編開始前に鷹の爪団のショートアニメが流れたり、

ピクサーやディズニーの長編アニメーションでは必ず短編も併映されたり、

この動きが復活しつつありますね。

 

さて、

この作品はイースター(復活祭)の準備にいそしむウサギたちのお話です。

卵型のチョコレートを作ったり、卵に絵を描いたり、

イースターの準備の工程を楽しく賑やかに描いています。

 

日本ではあまり馴染みがないイースターですが、

(最近はディズニーランドのイベントで認知度が上がってがきていますね)

キリストの復活をお祝いするお祭りであり、

ことに信仰深いアメリカでは、とても重要な日なのではないでしょうか。

これに出てくるウサギたちくらい大騒ぎになるのも無理もないのかもしれません。

まるで文化祭の前日みたい!

イースター当日のお祭りを描くのでなく、

前日準備をワイワイ描いているのが、とっても興味深いです。

 

きっと見たら卵に絵を描きたくなるはず。